発酵法による冬虫夏草菌糸体

免疫上昇: 冬虫夏草菌糸体抽出物

米ジャナル 「医薬微生物ジャナル」 (J. Medicinal Microbiology 54(2005)795-802)台湾国立成功大学医学院による研究報告

  • A群レンサ球菌は多くの疾病を引き起こす。臨床ではレンサ球菌による毒素性ショック症候群(STSS)と壊死性筋膜炎(necrotizing faxciitis)は臨床上でよくみられること。SPE (Streptococal Progenic Exotoxin) B 毒素が主な原因と報告されている。
  • 冬虫夏草抽出物(CSM-Extract)はビトロ及び動物実験においてA群レンサ球菌感染による免疫抑制(U937の貪食能力低-ト)を効果的に抑えることが判明した。
  • この免疫抑制を防ぐ効果(U937の貪食能力低下防止)は主にIFN- y、IL-12、TNF-の増加によるもの。

Fig.1 マウスに3日間連続経ロ投与冬虫夏草抽出物(右・,冬虫夏草抽出物群CS group,左・, 対照群PBS group)後、 表皮に気嚢を作ってA群連鎖球菌を植菌して24 , 48 , 72 , 96時間後残存菌数を計測。*P<0.05, **P<0.01, ***P<0.001.

Fig.2ラットに3日間連続(-2 , – 1 , 0日目)経ロ投与冬虫夏草抽出物後、表皮に気嚢を作ってA群連鎖球菌を植菌して(□,冬虫夏草抽出物群CS group; ■,対照群PBS group)、翌日から二日に一回(1, 3, 5, 7、と、9日目)経ロ投与冬虫夏草抽出物(〇,冬虫夏草抽出物追加投与群CS+ group)。

Fig.3 ラットに冬虫夏草抽出物を三日連続経ロ投与したのち膵臓細胞 mRNAを抽出してIL-12p35 , IL-12p40と、IFN- yの発現促進を RT-PCRにて確認。

Fig.4冬虫夏草による貪食細胞活性の増加。(a)マウスに冬虫夏草抽出物を三日連続経ロ投与したのち腹腔貪食細胞の活性を測定した。PBS溶液を対照群に投与した。(b) A群連鎖球菌外毒素B存在下でU937細胞の貪食細胞活性に対する冬虫夏草菌糸体抽出物の影響。

注:上述の研究はシンプソンバイオテクが提供した原料を使用した。研究結果は該者の創薬開発における成果の一部とします。
注:これは当社が発売した製品に対して以上の効能を暗示あるいは宣伝することではありません。